【北京、マニラ、ハノイ共同】中国が南シナ海で5月1日から独自に禁漁期を設定し、漁船の取り締まりを強化している。領有権を争う沿岸国のフィリピンやベトナムが反発。中国が海警局に武器使用を認めた海警法を2月に施行したこともあり、緊張の高まりが懸念される。

 新華社電によると中国海警局は4月30日、禁漁期の警備方針を宣言した。政府は取り締まり活動を「亮剣2021」と名付け、外国漁船を念頭に「漁業行為の侵害は容赦なくたたく」とけん制した。

 フィリピン外務省は声明で、主権侵害をやめるよう求めた。ベトナム外務省も「一方的な決定に反対し、断固として拒否する」と反発した。