産業ガス大手のエア・ウォーターは25日、牛のふん尿から得たメタンガスをLNGの代替燃料として使う実証実験を始めると発表した。北海道の十勝地方で実施し、エネルギーの地産地消を進める。CO2を増やさない取り組みの一つで、脱炭素社会の実現につなげたい考えだ。

 牧場の牛から、ふん尿由来のバイオガスを集め、バイオガスに含まれるメタンガスを分離、液化して燃料に加工する。その後、よつ葉乳業(北海道)の牛乳工場に運び殺菌などの燃料として使う。

 エア・ウォーターは実験で液化した燃料を年間360トン生産する計画。LNGに比べて温室効果ガス排出量を6割以上削減できると見込む。