線香の煙を吸い込むと気道が収縮し、ぜんそくを悪化させる可能性があることを、九州大大学院の松元幸一郎准教授らの研究グループが25日までに英科学誌に発表した。グループは「ぜんそく患者がいるときは十分に換気してほしい」と呼び掛けている。

 マウスに煙を吸わせるなどの実験をしたところ、気道が収縮し狭くなった。また、気道を覆う上皮細胞で、炎症の原因となる物質が体内に入るのを防ぎ「バリアー」の役割を果たすタンパク質の機能が低下し、ぜんそくの症状が起きやすくなることも判明した。

 過去の研究から、線香を日常的に使う家庭の子どもは、ぜんそくのリスクが高いことが分かっていた。