奈良県葛城市の当麻寺で25日、頭の内部にニホンミツバチが巣を作っていた仁王像(江戸時代、高さ3・4m)の修復作業が報道陣に公開された。寺によると30年ほど前からハチが像にすみ着いていた。仁王像は市指定文化財で2体あり、ハチは口を開けた「阿形」の口部分から出入りしていた。口を閉じた「吽形」には寄り付いていなかった。

 ハチが周囲を飛び回り羽音が鳴る中、防護服を着た作業員が、ハチを「殺生」しないよう、取り外した像の頭部に煙を当て追い払い、内部の巣を取り出した。境内には巣箱を置き「引っ越し」も期待する。ミツバチの専門家も立ち会った。