坂本龍馬の思想と行動について研究発表する「第13回現代龍馬学会」が22日、高知市で開かれた。リモートで特別講演した東京学芸大学の大石学名誉教授(67)=日本史=は、排除ではなく共存・共栄を目指した龍馬の精神こそ、閉塞感のただよう新型コロナウイルス禍の現代社会に必要だと訴えた。

 大石氏は、「海援隊」の規約に、脱藩した者も意志があれば参加できるとした例を挙げ、「龍馬は人生を通じて他者を包摂し、多様化を目指していた」と指摘。コロナ禍で生じる格差や差別をなくすため、この精神を生かす必要性を強調した。