【ジュネーブ共同】世界反ドーピング機関(WADA)のバンカ委員長は21日の記者会見で、指先や腕から採る少量の血液で分析できる乾燥血液スポット(DBS)検査を東京五輪・パラリンピックで試験運用する方針を明らかにした。採血、保管の簡便化やコスト削減につながる画期的な方法で、来年の北京冬季五輪・パラリンピックでの本格導入を目指す。

 WADAの常任理事会がDBSの運用規定を承認したことを受け、同委員長は「選手と反ドーピング機関の双方に大きなプラスの影響を与える」と述べた。痛みを伴う現行の静脈採血や手間の掛かる尿検査に替わる手法として注目されている。