日銀の黒田東彦総裁は19日、オンラインで講演し、日銀が目指す2%の物価上昇目標について、他の主要国の中央銀行も掲げる共通目標で「為替相場を含む国際金融市場や世界経済の安定に役立つ」と強調した。目標達成に向け「強力な金融緩和を粘り強く続けていくことで物価の安定を実現する」と語った。

 4月の金融政策決定会合後に公表した経済・物価情勢の展望(展望リポート)では、黒田氏の2023年4月までの任期中に物価が2%に届かないとの見通しが示された。新型コロナウイルス流行で経済や物価に下押し圧力が強まる中、国会などでは2%目標を維持する必要性について質問が相次いでいた。