名古屋市の東山動植物園は1日、飼育しているツシマヤマネコが2匹の赤ちゃんを出産したと発表した。長崎県の対馬にだけ生息する野生のネコで国の天然記念物。現在の生息数は90~100匹とされ、絶滅が心配されている。

 赤ちゃんは4月30日に帝王切開で生まれた。体重はそれぞれ99グラムと90グラムで、性別はまだ分かっていない。現在人工哺育で経過観察中で、担当者は「東山動植物園では過去3回計4匹が生まれたが、いずれも死産か母親にかまれて死んだ。今回は無事に育ってほしい」と話した。環境省の保護増殖事業の一環で飼育、繁殖されており、赤ちゃんの一般公開の予定はないという。