旅行大手のJTBが、政府系の日本政策投資銀行に資本支援を要請する方向で検討していることが30日、分かった。新型コロナウイルス感染症流行による旅行需要の激減で、悪化した財務基盤を厚くする。支援額など詳細は今後詰める。議決権のない優先株を発行し、政投銀に引き受けてもらう案を軸に検討している。関係者によると、JTBは主力取引行のみずほ銀行をはじめ、民間の大手銀行にも水面下で支援を打診している。

 各国の渡航制限により海外旅行需要が蒸発するなどし、JTBの2020年9月中間連結決算の純損益は、781億円の赤字(前年同期は43億円の黒字)だった。