三鬼商事が8日発表した3月末時点の東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)のオフィス平均空室率は、前月比0・18ポイント上昇し5・42%と13カ月連続で悪化した。新型コロナウイルス流行の影響を受け、2014年12月(5・47%)以来、6年3カ月ぶりの高水準となった。

 在宅勤務の拡大でオフィスを解約したり、一カ所に集約したりする企業が相次いだ。築後1年未満の新築ビルは、3月に完成した大規模ビル1棟で空室が残ったため3・18ポイント上昇の7・35%と大幅に悪化した。三鬼商事の担当者は「経済の先行き不透明感から、大型物件の需要が弱含んでいる」と話した。