有識者でつくる財政制度等審議会(財務相の諮問機関)は7日、総会を開いた。2年の委員任期の更新に伴い、財政審の会長に経団連前会長の榊原定征氏を再び選出した。予算に関する方針を議論する財政制度分科会も開き、新型コロナウイルス対応で悪化する財政の健全化に向けた議論を加速させる。

 榊原氏は総会後の記者会見で「コロナ対応で債務残高が増大し、生産性の向上や社会保障の受益と負担のアンバランスの是正はますます重要な論点になる。財政が抱える構造的課題に切り込む」と抱負を語った。榊原氏の会長任期はこれで3期目となる。

 財政審は、経営者や大学教授などの有識者30人で構成する。