菅義偉首相は、今月下旬からの大型連休中にインドとフィリピンを訪問する方向で調整に入った。新型コロナウイルスの感染状況を見極めた上で最終判断する。複数の政府関係者が7日、明らかにした。覇権主義的な動きを強める中国を念頭に、「自由で開かれたインド太平洋」構想の実現に向けて連携を確認したい考えだ。

 首相は軍事、経済両面で影響力を拡大する中国をにらみ、日本と米国、オーストラリア、インド4カ国の「クアッド」と呼ばれる枠組みを重視している。今月16日に米国でバイデン大統領との会談を予定。インドのモディ首相とも早期に対面で会談して枠組みの定着を図る狙いがある。