田村憲久厚生労働相は6日の記者会見で、企業が支払った休業手当の一部を補填する雇用調整助成金を巡り、全国で不正受給が44件、計2億7千万円に上ると明らかにした。田村氏は「非常に遺憾だ。雇用を守る観点でやっているので、不正申請はやめてほしい」と述べた。新型コロナウイルス感染拡大による雇用情勢悪化を受け特例が設けられている。

 これとは別に、審査の段階で不正が疑われ不支給となったのは37件、計4億3千万円。詐欺容疑で逮捕者が出た事例もある。

 雇用調整助成金は特例として、日額の上限を約8300円から1万5千円に、助成率を最大100%まで引き上げられた。