日本肺癌学会は30日、2020年の肺がんの新規患者数を調査した結果、前年より6・6%減少したと発表した。新型コロナウイルスの流行による受診控えや検診控えが影響しているとみられ、全国で8600人の診断が遅れ、治療の機会を逃したと推定している。

 同学会は全国の大学病院やがん専門病院などを対象にアンケートを実施。118施設のデータを解析した。2019年1~10月の肺がんの新規患者数は1万9878人だったが、20年の1~10月は1万8562人で6・6%減少した。

 20年は全国で13万人が肺がんと診断されると見込まれていたが、8600人少ないことになる。