東京女子医大東医療センター(東京)で白内障手術を受けた後に左目を失明した東京都の坪井昇さん(88)が、医師によるカルテの改ざんや術前の説明義務違反があったとして、東京女子医大に2800万円余りの損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は30日、「改ざんが多数に及んでいる」と認め、約960万円の支払いを命じた。

 原告側によると、カルテ改ざんに対して賠償を命じる判決は珍しい。坪井さんは記者会見し「目が見えなくなってつらい。二度とこんなことを起こさないでほしい」と話した。

 桃崎剛裁判長は「カルテは手術記録と整合せず、事実と異なる内容を意図的に追記した」と認めた。