東京芸術大の保存修復彫刻研究室が制作した東大寺法華堂(奈良市)の秘仏・執金剛神立像(国宝、奈良時代)の復元模型2体が、同寺に寄贈され、30日、報道陣に公開された。

 執金剛神は金剛杵と呼ばれる法具を持って仏法を守護する神。像は高さ173センチで、年に1回しか公開されない。

 研究室によると、2011年に復元に向けた調査を始めた。1体は像と同じように、木の骨組みに土を盛って形成。当時の彩色を施すなど忠実に再現した。もう1体は漆を使った技法で作った。

 費用の一部はネット上で募り、約1800万円が集まった。昨年11月までに完成、今年3月に東大寺に寄贈された。