岩手県陸前高田市は30日、東日本大震災の津波で被災した震災遺構・気仙中の旧校舎内部を、市民に向けて初めて公開した。教室に転がるがれきなどをそのままに残し、見学者からは「津波が襲ってきた当時の光景を思い出す」との声が上がった。6月上旬以降、一般公開する予定。

 気仙中は3階建ての校舎全体が被災したが、生徒と教職員は全員高台に逃げて無事だった。

 内部は安全柵を設置し、見学通路を整備。津波で破壊された校舎の当時の状態をできるだけ保存しており、訪れた人は、がれきの山や説明板に見入った。

 防災意識を高める気仙中の取り組みも紹介し、「防災教育の重要性」を伝えている。