東北大の研究グループは30日までに、新型コロナウイルス感染による肺炎の重症化を防ぐ治療薬を開発したと発表した。錠剤の内服薬で、自宅やホテルで療養中の患者が自分で服用できるため、医療現場の負担軽減が期待される。6月から国内の患者約100人を対象に本格的な臨床試験を実施し、早ければ2年後の実用化を目指す。

 コロナに感染した人の約80%は軽症だが、高齢者や基礎疾患のある患者は肺炎が重症化しやすく、合併症や後遺症も問題化している。

 新たな治療薬は中等症の患者が対象。血管を詰まらせたり、肺の炎症を引き起こしたりする体内のタンパク質の働きを抑える効果がある。