2019年の参院選広島選挙区を巡る買収事件で、公選法違反(買収、事前運動)罪に問われた元法相の前衆院議員河井克行被告(58)の論告求刑公判が30日、東京地裁(高橋康明裁判長)で開かれ、検察側は「元法相が選挙の最終責任者だった」と述べ、地元議員ら計100人を買収したと主張した。

 元法相は妻の案里元参院議員(47)=有罪確定=の当選を目指し、100人に計約2900万円を配ったとして起訴された。当初は無罪を主張したが、今年3月の被告人質問で一転して「妻の当選を得たい気持ちがなかったとは言えない」と説明。90人への現金配布は買収だったと認め、議員辞職した。