【ワシントン共同】通常なら満席の議場だが、新型コロナウイルス対策で聴衆はまばらだった。「直ちにワクチン接種を」。28日の米上下両院合同会議での施政方針演説でバイデン大統領は声を張り上げ、マスク姿の議員から拍手を浴びた。

 会場の下院本会議場は、大統領選の結果を覆そうとしたトランプ前大統領支持者による1月の議事堂襲撃事件で一時占拠された現場。「(中国やロシアなど)専制主義勢力は、襲撃事件こそ米国の民主主義が斜陽にある証左だと言うが間違いだ」。バイデン氏は力を込めて訴えたが、会場の熱気不足は否めなかった。

 平時なら招待客を含め、約1600人が議場を埋め尽くす。