内閣府の有識者研究会は28日、新型コロナウイルスが女性に与える影響をまとめた報告書を丸川珠代男女共同参画担当相に提出した。ドメスティックバイオレンス(DV)が前年比1・5倍になるなど深刻な被害が出ていると指摘。根底には性別役割意識に基づく旧来の雇用慣行や社会制度があるとし、放置すれば、男女格差がさらに拡大すると警鐘を鳴らした。

 政府はまず、1年で約千人増えた女性の自殺者対策やDV相談といった緊急性の高い施策を、6月の「女性活躍・男女共同参画の重点方針」に盛り込む方針。中長期的な課題は秋以降、男女共同参画会議で検討する。