日立製作所は28日、上場子会社の日立金属の株式について、保有する約53%全てを米投資ファンドのベインキャピタルを軸とする日米ファンド連合に売却すると発表した。ファンド連合は一般株主の保有分を含む全株を株式公開買い付け(TOB)などを通じて8166億円で取得し、日立金属の経営再建に着手する方針。2021年度中の手続き完了を目指す。

 日立製作所は注力するデジタル事業との相乗効果を見極めて、肥大化した日立グループの再編を進めている。一時は22社あった上場子会社は日立建機のみとなる。グループ再編に一定のめどをつけ、企業の合併・買収を通じた構造改革を加速させる。