環境省は28日、クマの出没増に伴う人身被害の防止策を話し合う関係省庁会議で、2020年度の出没件数が全国で2万870件、人身被害が158人に上り、いずれもデータを比較できる09年度以降、過去最多だったことを明らかにした。

 会議には環境省、農林水産省、警察庁の幹部らが出席。冒頭、環境省野生生物課の中尾文子課長は「冬眠から明けたクマによる事故が既に発生している。引き続き対応を強化したい」と話した。

 会議は20年10月に新潟、秋田の両県で計2人がクマに襲われて死亡したことを受けて同月に初めて開かれ、省庁間の連携強化や、自治体の対応の在り方などについて確認した。