池袋・暴走事故で犠牲になった松永真菜さん=当時(31)=と長女莉子ちゃん=同(3)=の遺族が27日、東京地裁で開かれた旧通産省工業技術院の元院長飯塚幸三被告(89)の被告人質問後、都内で記者会見し「悔しくむなしい。事故後、きょうが一番絶望を感じた」と涙を拭った。

 飯塚被告はこの日、車のドライブレコーダーの映像と自身の記憶は異なるとし「ブレーキとアクセルを踏み間違えた記憶はない」と自らの過失を繰り返し否定した。

 閉廷後会見した真菜さんの夫拓也さん(34)は「荒唐無稽な主張で、悲しいを超越して、あきれた。あんな人に妻と娘の命を奪われたなんて」と声を震わせた。