経営破綻した建材メーカーが2000~02年、アスベスト(石綿)を含まない建材として販売した成形板の加工製品から昨秋、石綿が検出され、この板が約10万枚流通した可能性のあることが26日、分かった。メーカー元幹部が証言した。販売時は技術的に検出が難しい基準内の数値で、元幹部は「石綿を使った認識はない」と説明。内装の仕上げ材として幼稚園や病院にも使われたが、記録は残っていない。

 石綿は06年に規制が強化されており、それ以前の製品のリスクが浮かび上がった。成形板が使用された建物の解体時に石綿が飛散する恐れがある。

 販売したのは02年に破綻した北九州市の段谷産業。