【ウラジオストク共同】1969年にソ連と中国が領有権を争い軍事衝突した珍宝島(ロシア名ダマンスキー島)事件で犠牲になった国境警備隊員の記念碑が完成し、ロシア極東ウラジオストクで24日、除幕式が行われた。下院選を秋に控えるプーチン政権は、愛国心に訴えて求心力を高める狙いがある。

 中ロの緊密な関係を反映し、ロシア政府は事件への言及を控えているが、碑建立は国境警備隊が所属するプーチン大統領の出身組織、連邦保安局(FSB)が主導。FSBのユリエフ軍事防諜局長は式典で「(碑のモチーフとなった)2人は偉大な国、ソ連を守った」とたたえた。