福島県南相馬市が、東日本大震災の教訓を後世に伝える目的で整備したメモリアルパークが24日にオープンした。津波で大きな被害が出た同市原町区北泉地区の住宅跡地を、海抜約10メートルまでかさ上げして造った。災害時には一時避難場所として活用できる。

 約1・6ヘクタールの敷地内に犠牲者の名前を刻んだ記念碑と、震災時に襲った約11メートルの津波の高さが分かるモニュメントを設置。北泉地区は災害危険区域に指定され、今は居住できない。地区で1人暮らしをしていた母佐藤富美子さん=当時(87)=を亡くした竹中芳子さん(66)は「ここなら母でも逃げられただろう」と話した。