東芝は20日、英投資ファンドのCVCキャピタル・パートナーズから、東芝買収に関する検討を中断するとの書面を受け取ったと発表した。買収について具体的な記載はなく、関係者によると、CVCは買収提案を事実上撤回したとみられる。6日の初期提案から車谷暢昭前社長(63)の辞任にまで発展した東芝の混迷は、ひとまず収束に向かう公算が大きい。一方、東芝は株主や投資家から企業価値の向上策の早期提示を求められることになる。

 東芝によると、CVCは検討中断の理由として、株式上場を取りやめて非公開化する計画が、東芝の戦略に合致するかどうかの意思表示を待つと説明したという。