【北京共同】新型コロナウイルス対策で昨年1月末から国境を封鎖している北朝鮮が今年3月、中国からの輸入を一部再開したことが中国当局が20日までに発表した統計で確認された。輸入品は主に化学肥料や農薬。食糧事情のさらなる悪化を避ける目的とみられる。

 中国税関総署によると、3月の北朝鮮への輸出額は1297万8千ドル(約14億円)で、ほぼ完全に中断した前月の3千ドルから急増した。韓国の情報当局の推定によると、北朝鮮の昨年の穀物生産量は約440万トンで、必要量と比べ約100万トン不足する。肥料を使わなければ今年の収穫はさらに落ち込む可能性が指摘されている。