沖縄県糸満市で収集された沖縄戦の戦没者の遺骨について、厚生労働省が当時同じ戦地にいた人の証言を基にしたDNA型鑑定で身元特定していたことが2日、同省への取材で分かった。証言を頼りに特定できた事例は沖縄戦の戦没者で初めて。遺骨は遺族の元に返還される。

 厚労省は2003年度から、遺品や埋葬者名簿などの手がかりがある遺骨のDNA型鑑定を開始。この取り組みで身元が判明した沖縄戦の戦没者としては6人目となる。厚労省の専門家会議で20年12月、遺族との血縁関係が確認されたという。