密集した桜が視界に広がり「一目千本」とたたえられる吉野山(奈良県吉野町)の桜が2日、見頃を迎えた。例年より10日ほど早い。最寄り駅や駐車場に消毒ブースが設けられ、新型コロナウイルス禍ならではの光景となった。

 神木とされる吉野山の桜は、シロヤマザクラを中心に約200種3万本。麓から山上にかけての桜のまとまりは大まかに四つに分かれ、それぞれ「下千本」「中千本」「上千本」「奥千本」と呼ばれ、標高の低い部分から開花する。

 山肌は濃淡ある桜色で彩られ、2日時点で下、中、上千本が満開。

 花見客はほとんどがマスク姿。山道を歩いて写真を撮り、桜を満喫していた。