和歌山県太地町立くじらの博物館は2日、飼育中に死んだクジラやイルカ、魚類などの供養祭を営んだ。博物館は1969年4月2日に開館し、供養祭は80年以降、開館記念日に合わせて毎年執り行っており42回目。

 博物館の敷地にある供養碑前で地元の寺の住職がお経を唱え、飼育員ら約40人が焼香。この1年間で死んだ動物を悼み、飼育中の動物の長生きを祈った。

 現在、同館では観賞用やショーをするイルカなど9種38頭の鯨類、ウツボなど50種227匹の魚類を飼育している。

 稲森大樹副館長(36)は「動物たちへの感謝の思いが湧き、命を預かる責任の重さを改めて感じた」と話した。