私大支援事業で便宜を図る見返りに、次男を東京医科大に合格させてもらったとして、受託収賄罪に問われた元文部科学省科学技術・学術政策局長の佐野太被告は19日、東京地裁で開かれた被告人質問で、東京医科大側が次男を優遇して合格させたとの検察側の主張を否定した。

 この日は、佐野被告が東京医科大の前理事長臼井正彦被告と会食した際、同席の元医療コンサルティング会社役員谷口浩司被告が録音したデータを基に、弁護側が発言の趣旨を確認する形で進められた。

 佐野被告は、臼井被告の「ぜひうちに予約しておいでになって」との発言は「優遇を意味しているとは常人には理解不可能」と述べた。