半導体大手のルネサスエレクトロニクスは17日、火災のあった那珂工場(茨城県)の生産ラインを再開した。3月19日の火災から1カ月以内とした再開目標を予定通り達成した。今後は火災前の出荷水準に戻すため、焼損したほかの製造装置の調達を進めて工場の完全復旧を急ぐ。柴田英利社長兼CEOが19日に記者会見し復旧状況を説明する。

 複数の工程がある半導体の製造では、出荷までに一定期間を要する。ルネサスは3月30日時点で、4月下旬に在庫が切れて1カ月半~2カ月は供給が滞ると説明していた。半導体は自動車向けを中心に世界的に需給が逼迫し、生産が再開しても予断を許さない状況だ。