爪水虫の治療薬に睡眠導入剤混入が発覚した福井県あわら市のジェネリック医薬品(後発薬)メーカー「小林化工」は12日、県とあわら市に計約5億6千万円の補助金を返還した。違法な製造実態を隠して工場新設の補助金を受け取ったとして、県と市が同日付で返還を命令した。

 同社は、返還額に基づき算定される加算金計約3億6千万円も速やかに返還する。

 県と市は、同社が11年と16年にあわら市内に二つの工場を新設した際、総額12億円の補助金交付を決めた。うち11億円が同社に支払われたが、昨年12月の混入問題発覚をきっかけに国の承認外の製法や製造記録の偽造などが次々と判明した。