東日本大震災の3カ月後に岩手県釜石市で創刊され、被災者に暮らしの情報などを伝えてきた復興釜石新聞は震災10年を区切りとして、31日付朝刊を最後に廃刊となった。発行元の釜石新聞社は従業員の高齢化と発行部数の減少が理由としている。

 最終の第930号の1面トップは、釜石から盛岡市の災害公営住宅に移住する苦渋の決断をした13世帯の記事。下段には記者らのイラストを載せ「10年愛読ありがとうございました」と謝意を述べた。

 新型コロナウイルスのあおりで昨春からは週1回の発行となり、部数は約4千部に落ち込んだ。今後は記者2人がウェブで地域情報を発信する。