アトピー性皮膚炎の患者で近畿地方の40代男性が、職場でマスクを着用しないことを理由に解雇されたのは違法だとして、KDDI子会社「KDDIエボルバ」(東京)に雇用契約があることの確認などを求めて31日、大阪地裁に提訴した。男性側代理人によると、マスク着用を巡る雇用問題の提訴は異例という。

 訴状によると、男性は昨年の新型コロナウイルス禍で持病のアトピーが悪化する恐れがあるとして着用せず「不織布マスクが刺激になる」とする皮膚科医の診断書を会社側に提出した。産業医による経過観察を条件に着用に応じることにしたが、会社側は拒否したと主張している。