東京五輪の聖火リレーは31日、群馬県の2日目が実施され、渋川市の伊香保温泉を出発した。スタートは「一年中にぎわうように」との願いを込め、365段の石段からなる「石段街」。新型コロナウイルスの感染拡大で苦境の温泉街は、聖火の訪れをきっかけに、活気が戻ることを願った。

 東京パラリンピック代表に内定している陸上の唐沢剣也選手(26)は石段下で聖火を受け取り、伴走者と息を合わせて走った。「お宿玉樹」のおかみ関口明子さん(74)は「観光地にとっていっときでも日常を忘れる瞬間は大切」と笑顔だった。