大手ゼネコンの清水建設は30日、地熱を利用し水素を製造する実証施設を大分県九重町に建設すると発表した。地球温暖化対策で脱炭素化の機運が高まる中、水素は次世代エネルギーとして注目されている。大林組も大分の地熱を使った施設建設を進めている。

 清水建設は今年10月に着工し、来年夏に実証実験する予定。5年後をめどに実用化を目指す。

 施設では、スギなどの木材チップを加熱して炭化物にし、地熱の水蒸気と高温で反応させることで、水素を多く含んだガスを発生させる。ガスからは1日当たり、燃料電池車(FCV)30台を満タンにする量の水素を抽出できる。