【ワシントン共同】中国がアジアやアフリカなど途上国24カ国への融資で交わした債務契約書に、他国よりも中国に優先的に返済する特約や秘密保持条項が盛り込まれていたことが30日、判明した。米民間調査機関のエイドデータ研究所が100に及ぶ契約書を精査した報告書を共同通信社が入手した。

 途上国への融資で、優先返済を迫るのは異例。中国がこうしたことを行っている可能性は以前から指摘されていたが、体系的な分析は初めてとみられる。新型コロナウイルス感染症による途上国の債務危機を国際協調で救済しようという中、中国が実際に自国優先で回収に動いていれば、批判が高まるのは必至だ。