織田信長の父信秀の菩提寺として知られる「桃巌寺」(名古屋市千種区)の前住職(96)と同居の女性(73)が、無断で所有地を売却して代金を着服したなどとして、寺が前住職らに計約2億2千万円の損害賠償を求めた訴訟で、名古屋地裁(吉田彩裁判長)は30日、前住職らに約2億1500万円の支払いを命じた。

 判決によると2人は2012~13年、宗教法人法に基づいて定められた寺の規則に反し、役員の議決などを経ずに寺所有の土地を約2億1千万円で売却して代金を横領した他、お布施なども着服し、健康食品や貴金属類の購入に充てた。