文部科学省は30日、2022年度から主に高校1年生が使う教科書の検定結果を公表した。「主体的、対話的で深い学び」を掲げる新学習指導要領に対応した初の検定。新必修科目では、主権者教育を担う「公共」は議論を重視する内容で、近現代の日本史と世界史を一緒に学ぶ「歴史総合」は双方を関連付ける工夫がなされた。随所に「問い」を設けて話し合いや考察を求める構成が目立ち、資料も多用。ジェンダーやLGBTの記述が増え、新型コロナウイルスも登場した。

 新指導要領は科目を大幅再編。「現代の国語」「言語文化」「歴史総合」「地理総合」「公共」「情報1」などを新設し必修とした。