半導体大手ルネサスエレクトロニクスは30日、火災で停止中の那珂工場(茨城県ひたちなか市)について、火災前水準の出荷への復旧には火災発生の今月19日から3~4カ月かかり、6~7月になる見通しを明らかにした。自動車向け半導体の在庫が切れる4月下旬に出荷を停止し、1カ月半~2カ月間は供給が滞るという。世界的な半導体不足に見舞われている自動車生産や、景気への打撃が懸念される。

 柴田英利社長兼最高経営責任者がオンライン会見で説明した。影響を受ける自動車の生産台数は「把握しきれていない」としている。火災前水準の回復時期は「(損傷した)装置の調達次第」とも指摘した。