自衛隊は、安全保障の「新領域」と位置付ける宇宙、サイバー、電磁波の3分野で関連する部隊の増強に着手した。現代の戦闘では従来の陸上、海上、航空に加え、新領域でも優位に立つことが、通信、部隊の展開、敵の位置の把握などで「死活的に重要」(自衛隊幹部)とされる。中ロが急速に能力を向上させているとみられ、政府は3分野の頭文字を取った「ウサデン」の体制強化を加速させる。

 29日、熊本市では、今月発足した電子戦専門部隊の隊旗授与式があった。九州、沖縄を中心とした電子戦部隊新設の皮切りで、約80人の隊員が所属し、最新式の「ネットワーク電子戦システム」を運用する。