【ソウル共同】韓国政府が29日に公開した外交文書で、1990年4月に韓国軍の哨戒機が長崎県・対馬東方の日本領空を侵犯し、盧泰愚大統領(当時)の訪日を翌月に控えた日韓両政府が世論悪化を懸念し公表しないことで一致していたことが分かった。

 日本政府は侵犯翌日、韓国外務省に口頭で遺憾を表明しながら、侵犯は「意図的ではないと判断される」とし、公にしない意向も伝えた。韓国外務省も大統領訪日前であることを強調して表面化は望ましくないと応じ、国防省に調査を求めると回答していた。

 韓国が侵犯の事実を認めたり、原因を回答したりしたかどうかは公開された文書では不明。