【ローマ共同】ローマ教皇庁(バチカン)が第2次大戦中、米国と戦争を続ける日本を刺激するような「公平さを欠いた」報道を改めるようカトリック系新聞社に圧力をかけていたことが27日までに分かった。バチカンで日米和平仲介を目指す動きがあったことは知られているが、交渉が難航し、緊張が高まっていた様子が浮き彫りとなった。

 バチカンが公開を開始したピウス12世(在位1939~58年)関連文書を共同通信が閲覧し判明した。カトリック系メディアが米側に肩入れしているとして日本当局者が中立国バチカンへの心証を悪化させれば、終戦に向けた仲介の妨げになると判断したもようだ。