三菱航空機が、本社を構える愛知県営名古屋空港ターミナルビル(同県豊山町)から3月末で退去することが26日、分かった。手掛ける国産初のジェット旅客機スペースジェットの事業凍結に伴う人員や予算削減に対応する。本社は同空港に隣接する親会社三菱重工業のスペースジェット最終組立工場内に移し、賃料負担を減らす。

 スペースジェットは、機体開発の遅れや新型コロナウイルス流行による航空需要消滅を背景に、三菱重工が昨年10月に事業凍結を決定。予算を大幅削減し、一時は約2千人いた三菱航空機の従業員は今年4月以降200人以下に減らすことになった。