2019年10月の首里城(那覇市)の火災で被災した美術工芸品のうち364点は修理が必要で、完了まで最短でも20年かかることが26日、修理計画を検討する有識者会議の報告書で分かった。首里城を管理する一般財団法人「沖縄美ら島財団」に報告書を提出した。財団によると費用は未定。

 報告書によると焼損した建物で収蔵していた美術工芸品1510点のうち391点は焼失。修理が必要な364点は漆器が多数を占め、漆の剥がれや亀裂の修復に細かい作業が必要なため時間がかかるという。

 絵画や染織にも変色などの劣化が見つかった。修理が難しいものや焼失したものの一部は模造復元する方針。