新型コロナウイルスの感染拡大を受け、約2カ月延期となっていた宮中行事「歌会始の儀」が26日、皇居・宮殿「松の間」で開かれた。当初は1月15日に実施予定だった。今回の題は「実」で、天皇、皇后両陛下や皇族、一般の入選者らの歌が独特の節回しで披露された。陛下はコロナ禍収束を願った歌を詠まれた。

 「人々の願ひと努力が実を結び平らけき世の到るを祈る」。陛下はコロナ禍で多くの命が失われたことに心を痛め、人々の努力が実を結んで感染症が収束することを願う気持ちを詠んだ。皇后さまは「感染の収まりゆくをひた願ひ出で立つ園に梅の実あをし」と詠んだ。