福島県内で始まった東京五輪の聖火リレーで、富岡町を走行中の25日午後1時半すぎ、ランナーが掲げていたトーチの炎が消えるハプニングがあった。スタッフがランタンに入った種火を使って再点火し、リレーは継続された。

 ランナーを務めていた福島県いわき市の新聞記者緑川沙智さん(26)は「心臓が止まるかと思うくらい驚いた。心がざわついたが沿道の応援を見て走り抜こうと決意した」。同県泉崎村出身で「復興へ向かう古里の姿を見てほしい一心だった」と話した。

 広野町を走行中の25日午前には、次のランナーに炎を引き継ぐ「トーチキス」の際に、弱まった火の勢いを調整する場面もあった。